2013年8月27日火曜日

<消費増税>集中点検会合、熟慮の姿勢を演出

皆さんこんばんわ!

今日は夏の終わりを感じる夕日になりましたね!

さて、政府が60人の有識者・専門家から意見を聞く集中点検会合を設けたのは
安倍晋三首相が消費増税の最終判断にあたり、熟慮の姿勢を演出する狙いがある。
首相周辺は各回ともメンバーに増税慎重派を入れるよう指示するなど、出席者の
バランスに腐心。菅義偉官房長官は26日の記者会見で、首相の判断時期について
「秋の臨時国会前」という従来の見解を繰り返し、10月中旬ごろまで首相のフリー
ハンドを確保しようとしている。

増税の是非は暮らしや企業活動に直結するだけでなく、今のところ高支持率を保って
いる政権を揺るがしかねない。首相周辺は「集中点検会合で方向性が決まることは
ない」と解説。菅氏は26日の会見で「幅広く国民各層の有識者、専門家を招いて
集中的に意見をうかがう。結果を踏まえ、首相の判断の参考にしたい」と述べるに
とどめた。会合で政府側の出席者は聞き役に徹し、質問は一切しなかったという。

仮に増税時期や税率を見直す場合は関連法の改正が必要で、政府筋は「それだけで
一国会が吹っ飛ぶ」と懸念する。経済再生に向けて秋の臨時国会を「成長戦略実行
国会」にするという首相のシナリオが崩れることにもなりかねず、「ここまで来たらぶれ
ない方がいい」(政府関係者)という意見は根強い。